安否確認
3月11日の東日本大震災からあっという間に5ヶ月たってしまったけど
未だに連絡が取れなかったり、探し出したことにより逆に生存していないという
現実を突きつけられてしまったり・・・
なかなか辛いものがあります。
それでもどこかにきっと生きていてくれるはずという思いは捨てられないjasmineです
今日のティンコロリン一家は大きく被災した石巻に行ってきました。
朝から出かける準備に追われる相方君とjasmineを見て、ふたりが出かけると確信した途端
自分が置いていかれるのではないかと不安でしょうがないティンコロリンは
フードを食べずにふたりの様子をうかがっています。
うっかりフードなんか食べているうちに、ふたりにおいて行かれてしまうのではないかと
気が気じゃなくってご飯どころではないティンコロリン
顔に思いっきり不安が出ています
そんなティンコロリンを連れて、今日も1日暑そうなので車に保冷剤を山と積み
冷たい飲み物もたっぷり詰め込んで高速に乗りましたが~
高速にあらず、乗った途端に渋滞です
それでも最短距離で着くので下を走るよりは幾分早く着きました。
今日は暑いけど、どんより もやがかかっていて写真がわかりずらいけど
津波で流され土台だけ残った場所はガレキがきれいに撤去された土地に雑草が生い茂ってました
あちこちにカメラを抱えた人のため息が漏れ、TVクルーもおもわず呆然と眺めてしまい
言葉も無く立っていました。
その側でおじいちゃんが独り、ため息なのか何か独りでつぶやいているのか、ぽつねんと
座っている姿が印象的でした。
海岸沿いは相変わらず船が陸に上がったままの状態だけど、何事も無かったように
その側を人が行き来していました。
町の中はまるでゴーストタウンのような有様で、壁には津波の水後がしっかり残っていました。
店主のいない商店街でお祭りのちょうちんだけがむなしく揺れていました。
信号のついていない場所が多く、ボランティアの人達が交通整理をしていました。
道を尋ねると『自分は福岡から来ているから、わかりません』と言っていました。
こんな状態を見ながら不安でいっぱいで、更に海沿いへと車を走らせたjasmineです
震災直後石巻に行った人に聞いた時は『もう壊滅的で○○地区は全部流されて家は1軒も無いよ』
と言われていたので、相方君とjasmineは絶望的な気持ちで恐る恐るドキドキしながら
車を走らせたんだけど、『あれ~???』
なんか家が普通にあるし、浸水したようには見えないし、特に壊れている家も見当たらないし
探していた家は水辺から5メートルほどしか離れていないのに全然被害にあっていないし
その地区の人達は普通に暮らしている様子
どの家にも車があり、洗濯物が干してあり、家の中の声が聞こえてきたり
至って普通に暮らしている様子
これなら全然普通に生存しているはず~と
相方君と走って家を見に行くと、きれいだけど生活しているようにはまったく感じられない
車も無い、洗濯物も干されていない、家の窓は全部締め切られカーテンまで閉めてある
不安がまたよぎってしまうけど、家は流されていないから生きている可能性を強く感じて帰りました。
我々の心の動きとは裏腹に、ティンコロリンは今日も1日一緒にお出かけできたので
楽しかったみたいです。
お出かけする前の不安な様子とは間逆のティンコロリンです(笑)
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