病院のアイドル犬
昨年、ティンコロリンのバーバは突然呼吸困難になり緊急入院し、心臓の大手術をしました
ラッキーな事に心臓の専門医に入院する事が出来、名医にも出会い、
なんとか無事に退院するまでにいたり、ホッとしたのもつかの間、また直ぐ再入院と、
ハラハラドキドキの日々を過ごしたjasmineですが
ティンコロリンもその間jasmineにかまってもらえず、ひとりでジッと耐え続けるという
けなげな一面を見せてくれました。
あれから1年少々、何とか無事に過ぎましたが、定期的に通院する事は欠かせない常態で
慎重に生活しなければならない事には、かわりがありません。
そんなこともあって、ティンコロリンには、もう寂しい思いをさせないように、できる限り一緒に
行動する事にし、ティンコロリンのバーバには、少しでも動ける状態のうちに出来る限り
体に負担のかからない程度にいろんな所に連れて行き、ティンコロリンもバーバも
楽しく過ごせるようにと考えてきました。
ティンコロリンのバーバを病院に連れて行く時もいつもティンコロリンが付き添います。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も、同じベンチでティンコロリンはいつもバーバが診察を
終えて戻ってくるのを待ちます。
そんな1年ちょっとを過ごしているうちに、ティンコロリンは病院のいろんな方と顔見知りになり
ベンチに座っていると病院関係者はもちろんそれ以外の患者さん達まで集まってくるように
なりました。
たまたま通院日がすれ違って、しばらく会わなかった人は懐かしむように
『おお~いたいた久しぶりだねぇ~』とティンコロリンに寄って来てはティンコロリンとお話をし
帰って行きます。
そんな後姿を見送るティンコロリン、皆さん何度ティンコロリンの名前を教えても
めんどくさいのか、私の発音が悪いのか、
ピンクちゃんと呼ぶのです。
多分、「この人(jasmineの事)男の子にピンクちゃんなんて名前をつける変な人だなぁ~」と思っているけど
言わないのだと思います。
皆さん診察を終え、どんどん帰って行きますが、ティンコロリンのバーバだけはいつも
なかなか出てきません
普通の人が普通にする普通の速度の動きでも、呼吸がハアハアと苦しくなってしまうので
早い時間に病院に入っても出てくるのはいつも遅いティンコロリンのバーバなのです。
この窓の向こうの奥のほうにティンコロリンのバーバがいるので、出てくるまでは
ティンコロリンとお散歩をして窓の側にティンコロリンのバーバが来るのを待つのです
何度も、何度も、何度も、何度も、往復して、しまいに疲れて、またベンチでひと休み
また往復して、やっとティンコロリンのバーバを見つけると
ティンコロリンがウォンウォンとバーバに声をかけ、バーバが手を振ります。
こんな繰り返しでも、永遠に続けばいいのにと思ってしまいます
ティンコロリンのバーバもう直ぐ3度目の入院です・・・
ポチッとしたあなが今日も1日HAPPYでありますように