イタズラさえ嬉しい♪
震災が来る前までスポーツクラブにせっせと通っていたjasmineです。
筋トレもエアロビクスも、ベリーダンスに至るまで、やらなかったのは水泳ぐらいで
仕事の無い日は時間を作ってせっせと通っていました。
1年前頃から少しずつ太リ始め、2年前まで着ていた服が全然入らなくなってしまい
かなり焦ってスポーツクラブに通っていました。
所が、今回の震災で、あっさりと痩せてしまいました。
2年前の半そでポロシャツの袖口に、二の腕が挟まりパッツンパッツンで腕を動かすことが出来なかったのが
今は両手を軽々上に上げてもまだ余裕があるようになりました。
kgで言うとほんの4キロ強ですが、されど4キロ!!
1kgのお味噌の袋を4個持たされたらかなりの重さで驚くほどです。
それでも元の体重にはまだ戻っていないのですが・・・
震災で食べ物に不自由したせいか、最近やたらと甘いものが食べたいjasmineです。
やばし!!太ってまうやないか~(;一_一)
そんなjasmineが、今日は何を作ろうかなぁ~とお菓子やパンの本を見ていると
必ず邪魔しに来るティンコロリンです。
本を開いていると、その上にガシガシ足を踏み入れてきます。
それでも無視して、見えないけどみているふりをしていると、今度はお手々で、本を閉じてきます
うまい具合にとじることに成功すると今度は本の上に乗り、jasmineが手に取ろうとすることを拒みます。
ずいぶん強気な発言じゃ~ないのア~タ!
そんな本が無くったって、平気なのさ!
頭に入っているんじゃい!作り方ぐらい!
てなわけで、今日はカスタードクリーム作りにセッセトいそしむjasmineなのです
今回は普通の玉子しか手に入らなかったけど、蔵王の放し飼いの鶏さんの卵を使って作ろうものなら
それはそれは濃厚で、たまらない味に仕上がるのですけど・・・
鶏さん達は無事なのかしら~
なんて、思いをはせながらクルクルひたすらクルクルしていると
できたでぇ~
今でこそ こんなに力強い目でjasmineを見て、我が物顔でjasmineの邪魔をして
家の中を縦横無尽に走り回るようになったティンコロリンだけど
震災直後のティンコロリンはいつも恐怖におびえているような目と顔つきをしていました。
余震が来るたびに高齢の父親を真っ先に助けに飛び出すjasmineの足元で
必死にjasmineの足にしがみついていたティンコロリン
どうしても先に親を助けようと飛び出してしまうので、いつもその次に抱き上げられることに
大きな不安と不満を感じていたに違いないティンコロリン
ほんのちょっとの時間でもjasmineから離れようとしなかったティンコロリン
辛い思いばかりさせてしまったね~
今になってその頃の写真を見るとそんなティンコロリンの気持ちが顔に出ています ↓
いつもjasmineの様子をうかがっている顔つきのティンコロリン
毎日の行動がティンコロリンには予想も出来ないほどに震災後に大きく変わってしまったから
これから何をするの? 今度はどこへ行くの? 車の中でどのくらい待たなきゃないの?
と、不安だらけだったのでしょう。
とにかく毎日どこへ行っても行列に並ばなきゃない日々だったから・・・
震災数日前にガソリンを満タンに入れていたjasmineだったけど、水を汲むために何度も車を走らせ
毎日の病院通いでもどんどん減っていくガソリン
でも、高齢の父親を家に置いたまま何時間かかるかわからないガソリンの行列に並ぶわけにもいかず
かといって、車に乗せて行列に並べば、何時間かかるかわからないし、おなかも空くだろうし
トイレにも行きたくなるだろうし、1度トイレに行くために列から外れれば
また最後尾に並びなおさなければならなくなって更に時間がかかってしまう
1人でなら並べるのに・・・
相方君から来たメールを読めば『昨日1軒目に行ったスタンドで2時間並んで、ガソリンが無くなったと言われ
入れることができず、次のスタンドに移動して4時間待ってやっと20ℓ入れることができたよ~(@_@;)』だって
計6時間もかかったんジャン
そんなわけで、ガソリンが底をついてきたjasmineは
(いざと言う時の為に、最低病院の母親を助け出しに行く分ぐらいは残しておいて)
買い物に行くのも、病院までも徒歩で移動するようにしたけど、高齢の父親にはかなりきつく
それでも自分の妻に会いに行く為に、必死に歩く様子をみているとかわいそうで、涙が出そうでした
毎日国道には何キロにもわたってスタンドへ並ぶ行列が続いていたけど、裏手の新しくできた
山の中のスタンドで給油をするらしいという情報が入ったので
何時間待ちになるかわらかないので、父親を1日看てもらい食事も出してくれる
介護資格を持っている人を頼んで、お弁当と水とティンコロリンのおやつを持って
まずは食料品を販売するらしいと言う情報が入ったお店に行ったけど、先着30名までの
行列に並べなくって、次の店に移動、1人2本まで買える水を手に入れ、更に次の店に移動
また行列に並んで、1人20点まで買えると言うので店内に入ると 棚はガラ~ンとして
ほとんど何も残っていない状態、せめて缶詰だけでもと思って見ると、残っているのは
煮小豆と金額が高い大和煮だけ、お手ごろ価格の物は全部売り切れていて棚は空っぽ
それでも食べ物が残っていただけありがたいと缶詰を買い、単三電池を1つ買い
棚の一番上に2個だけ残っていたインスタントラーメンと(これも値段が高いので残っていたみたい)
他に食べ物といったらお菓子のみ、何でもいいや!食べるものさえあればって感じで
あっという間に20個、あんなに時間をかけて並んだのにこれっぽっちしか買えないのか・・・
これで何日もつだろう・・・
またどこか食料品を販売するお店の情報を手に入れないとやばいな~と思いながら
大急ぎでスタンドへむかったjasmineです
この間ティンコロリンは車の中でひたすらjasmineの帰りを待っています
少しでも恐くないようにとjasmineの着ていた上着をかぶせ、周りを行きかう人が見えないようにしたけど
地面が揺れるのだけはどうしようもなく恐かったと思います。
裏道を走っていると、行列ができていました。
スタンドがどこにあるのかは見えないけれど、とにかく並びます
何時間でも並ぶ覚悟はできているjasmineです
少しずつ前進するけどなかなかスタンドは見えなくて、どのくらい先にスタンドが有るのか
見当もつかないけど、ティンコロリンと一緒なら全然退屈しないから、待つのも苦にならないjasmineでした。
それでも前方にスタンドが見えた時は嬉しかったな~
やっとたどり着いて入れられたのは¥2,000分のみ13.3ℓでした
それでも、節約して使えばこれでしばらくは動けそうとホッとしたjasmineです
そして学習したのは、メジャーな道路沿いのスタンドに並んでは入れられない可能性が高いので
ちょっと郊外の団地の中にある(団地の人しか知らないような)スタンドを目指せば
給油できる可能性が高いということでした。
いずれにしても、クレジットカードは役に立たず、現金がないと何も手に入れることができないのです。
そしてよほどパニクッテいたのか、普段から緊急事態がおきた時用にと、いくらかのお金を用意していた
jasmineなのですが、この頃はそのお金の事はスッポリ忘れちゃってて、現金がなくなる不安を感じてました
今頃になって、『あっそうだ! あのお金が在ったんだった!』なんて思い出したりして(^_^;)
やっと気持ちが落ち着いてきたということなのでしょうか・・・(#^.^#)
いつもポチッと押していただいてありがとうございます